親同士の競争、過干渉は絶対禁物
「子育て向上委員会」誌上で以前、「子供の習い事」を取り上げ、県内にもいろいろな教室があることが分かった。おなじみのスイミング、絵画、バレエ、能力開発など種類はさまざま。トランポリンや浅野太鼓といった、石川ならではのものもあった。
さて、金沢市が小学校での英語教育に力を入れていることは全国的にも有名だが、同市は先日、小学校で一貫した英語教育のプログラムを作成すると発表した。また、全国の小学校で、パソコンを使った授業が2002年からスタートするらしい。個人的な推測だが、幼児の英語教育、パソコン教育の人気はさらに高まる事と思われる。
「習い事をさせるか否か」「させるなら、いつ始めるか」には、いろいろな意見がある。迷っているようなら、体験学習させてくれる教室は今は多いので、そこで子どもの様子を見てから判断してもいいだろう。ちょっとお金はかかるが、親子とも交流の輪が広がる事は確かだ。
子どもが習い事を始めると、親のほうが熱くなって、知らず知らずのうちにおしつけになっている場合や、親同士の競争のタネになったりする場合があるが、これには本当に気をつけよう。 いわゆる「お受験ママ」的に、子どもの習い事に干渉しすぎるのはどうか。大切なのは子どもが興味を持ち、なおかつ楽しんで習い事をしているかどうかという事だ。日常生活の中から生れてくる子どもの興味を、うまく伸ばしてくれるような習い事に出会える事を願っている。