2月末に「子連れで金沢」の英語版と中国語晩のパンフレットが完成いたしました。
協働のまちづくりチャレンジ事業
このパンフレット制作事業は、金沢市市民協働推進課の「協働のまちづくりチャレンジ事業」に、こども政策推進課との協働事業として応募して、審査に通過し、予算がついて、制作したものです。
ちなみに毎年開催されており、書類審査とプレゼンを通過すれば、事業を行うことができるので、やってみたいことがある!という方はぜひチャレンジしていただきたいと思います。
パンフレットを制作しようと思ったわけ
子育て向上委員会では、地域の子育て情報を母親目線で提供するという活動を20年行ってきました。
中でも、子育て向上委員会が編集し、市が発行している「金沢子育てお役立ちBOOK のびのびビ~ノ」は、かなり力を入れて取り組んでいる事業のひとつです。
100ページ超のボリュームで、公園や屋内遊び場などの子連れスポット、保育園や幼稚園情報、相談機関、助成制度など、とりあえずこの1冊があれば、子育ての支援制度に関してかなりの部分でカバーできる形になっています。
さて、話は1年前にさかのぼります。
私はアメリカの大学出身なのですが、昨年の春休みに母校の大学生15名が、研修で日本を訪れ、金沢にも来るということになりました。
「金沢なら案内するよ!」と安易に引き受けた私。
実際に、アメリカの女子大生15名と駅から近江町~兼六園を一緒に歩いてみて、あまりの英語表記のなさにびっくり。お昼に入った兼六園近くの飲食店も、英語のメニューはなく、「山かけうどん」や「カツ丼」を説明するのに四苦八苦。
インバウンド、インバウンドと毎日のように聞いて、観光地や街中は外国人にとって使いやすくなっているかと勝手に思いきや、分かりにくい状態がまだまだたくさんあったのです。
これは留学生と一緒にまちを歩いてみて、初めて分かったことでした。
あれ、この感覚、なんだかデジャブ感があります。
そう。初めて子どもを持った20年前。子どもを連れて街に出てみたときに、街は子連れには優しくないつくりになっていて、びっくりしたことを思い出しました。
そういえば…
観光客でも移住者でも、海外出身の子連れは必ずいるのに、地域の子育て情報という面で、完全に取り残されているんじゃないか…
初めて気づいたのです。(遅いよね)
できあがった成果物
今回は予算の関係で、英語版と中国語版(簡体字)を制作しました。
イメージは、のびのびビ~ノです。
裏面には、通訳サービスを行っている市内の病院(小児科併設)を記載。
居住者向けの情報ページ。
妊娠や出産、子どもの健診や予防接種、保育園のこと、遊び場などを掲載しました。
中面は、駅から兼六園あたりまでに位置している室内遊び場、一時預かり情報、図書館、21世紀美術館んどを掲載。子連れでも回りやすいサービス、「べびのり」も載せました。
配布先
現在、市役所やゲストハウス、観光スポットなどで配布してもらっています。
ほしい方やお店などに置いてくださる方がいたら、子育て向上委員会までご連絡ください。
英語版と中国語版、それぞれ5000部ずつ制作したので、まだ在庫あります。
ぜひ!